芥川賞受賞者は中卒40代フリーター

芥川賞直木賞は必ずニュースで報道されるな。
そんなに権威があるのか。
6年前に綿矢りさの「蹴りたい背中」を読んで以来、芥川賞
あまり信用していない。


集英社が行っている手塚賞赤塚賞は「受賞者なし」が平気で
10年連続したりするくらいシビアな選考。
権威ある巨匠の名前を冠した賞ならば、そのくらい厳しく
あって欲しいものだ。


今回の芥川賞、怪しげな人物が選ばれたことで興味本位の
報道が行われている。
親子2代に渡って逮捕歴のある中卒の作者。
テレビが流すのはとかくキャラクターが最優先だからな。
文学の賞を受賞したのだから、まずは作品の話題から
入って欲しいものだが。


受賞作の簡単な紹介を読んだけれど、作者の極貧生活を
元にした私小説だそうだ。
うーん、興味が沸かない。たぶん読まない。
漫画界でもそういう、自分語りのモラトリアム物が
最近増えてて食傷気味だ。
いや西村氏の小説は読んでいないので、そういう方向性
なのかどうかは知らないけれど。


どうせ金を出して読むのならば、それなりに夢を見せて
くれる楽しいものを読みたい。
自分が作品を書くときはそれを心掛けたい。
そして目指すは星雲賞