花園

高校ラグビーの決勝戦をテレビ中継してた。
なんとなく見た。
ラグビーって日本人受けするスポーツだと思うし、もうちょっと
人気があってもいいと思うんだけどな。


試合終了間際に東福岡が桐蔭学園に追いついて同点引き分け。
両校優勝。
ラグビーには延長もPK戦も無い。トーナメントの途中だったら
抽選で次戦進出を決めるし、決勝戦なら両校優勝になる。


いい制度だと思う。
「運動会で負ける人を作らないように並んで走りましょう」
みたいなやつとは違う。
全力を尽くして両者とも勝ったなら、もうそれでいいじゃないか。
甲子園で田中マーとハンカチ斎藤が投げ合ったときもそう思った。


あくまで決勝をつけてこそスポーツである、という主張も理解できる。
だが団体戦の決着をPK戦のような個人戦でつけるのもどうかと思うし、
体力の消耗しきった同士で戦うグズグズの延長戦も本来の決着とは
ずれた結果が出そうだ。


当事者の気持ちはどうなんだろう。
よく考えたら昔からスポーツを見るのは好きだったけれども、自分が
勝敗の当事者になったようなことは一度も無い。
せいぜい体育の授業くらいだ。
中学のサッカー部ではまったく試合に出なかったし、草野球なんかも
それなりにやってたけど、勝った負けたの勝負はしてなかった。


勝負のかかったスポーツも一度くらいやってみたいものである。
もうスポーツ選手なら引退を考えるような年齢だけれども。