M-1グランプリ

M-1は終わコンなのか。
頂上決戦というには、ジャルジャルとかカナリアが全然
面白くなくて、これじゃ終わるのも仕方ないのかと
思ってしまうけど。


80年代にお笑いスター誕生やテレビ演芸を見て育ったもので、
お笑いといえば批評するものと思って見てる。
M-1の季節になると日本中にニワカお笑い評論家が出没するのが
面白い。そんな風物詩もあっていいだろう。


去年その名前を覚えたパンクブーブーは今年も面白かった。
2本目のネタが残念だったけど。
ハライチはこのままじゃ評価も伸びないだろうけど、でも
あれは嫌いじゃない。
笑い飯はもう出過ぎちゃってて、新たに評価する余地とか
残っていないでしょう。去年の鳥人で終わりでよかったのに。


スリムクラブはずいぶん評価が高かったけど、正直わからない。
もう1本見てみたいかと聞かれたら、別にいいや。
民主党ってところだけは笑えたけど。
雰囲気は違うけれど、時間を無駄にする漫才といったら昔の
象さんのポットに通じる部分あるね。
あのとき審査員が全然評価してくれなかったのも、今の僕の
こんな印象と同じだったのだろう。


数日前に検索ちゃんネタ祭りをやってて、向こうはベテランが
出るからそりゃ面白いのだけど、そこで気付いたのが漫才って
やっぱりツッコミだなと。
爆笑問題の漫才を20年見続けてるけど、田中が今になってもまだ
毎年成長してて、それによって漫才も向上してる。


M-1が終わった今、審査員の目を気にすることもなくのびのびと
ネタを披露できる番組が欲しいもの。
ひな壇トークでなく、レッカペみたいなショートネタでもなく。
花王名人劇場みたいなレギュラー番組があってもいいんじゃないかな。