やっぱり来た後悔

かなり本を処分して、本棚を整理してたらけっこうスペースが余った。
これなら絶望先生は手放さなくてよかったんじゃないのか。
いつも後悔が必ず来るから、愛着のある本を手放すのは勇気がいる。


かといって保有だけが目的で、ダンボールに詰め込んだまま積み上げてても
気軽に読めなきゃ漫画としての存在価値も無いしな。
そんなわけで、ダンボールに入ってた本を引っ張り出して本棚に並べる。
るーみっくわーるど」1〜3が出てきた。
小6だった'84年に買った3冊。たぶん手元に残ってる本の中では最古参だ。

高橋留美子の初期短編集なので、画力はそれほどでもない。
しかし話がすこぶる面白い。
30年前に描かれた作品なのに色あせてない。テンポがいいしキャラが立ってる。


自信をなくす。
デビュー作でこれだけ発想に溢れた作品を描ける人がいるんだ。
到底、僕なんかが手が届く世界とは思えない。
いや。
待て待て。
相手は高橋留美子、業界屈指の怪物。雲の上を見上げて何を言ってる。
素直に憧れて尊敬だけしてればいいんだ。