嫉妬心はポジティブに

漫画家・若木民喜は僕と同い年。
畑健二郎はちょっと年下だけどほぼ同世代。
ファンであると同時に、彼らが羨ましい。


若木先生のブログや、WEBサンデーのまんが家バックステージに
連載されてる畑先生の文章。
どちらも膨大な量なものを全部読んでみた。
さすがに同世代。
僕とそんなに変わらない少年時代を過ごし、同じようなものを
好きになって、影響を受けてきたようだ。


ただ違っていたのは、彼らは努力した。
僕はしなかった。


僕も20代の頃に頑張ってたら、彼らと同じステージに立つことが
できたのだろうか。
そんなのわからない。彼らも将来どうなるかなんてわからないまま
必死でもがいて、今の地位を掴み取っている。


戦ったことが無い者が、戦ってきた人に嫉妬するなんておこがましい。
それでも、今からじゃ遅すぎるとしても、彼らを追い掛けてみたい。
「ぼ、僕は、あの人に勝ちたい!」
アムロ・レイもアマチュア意識が抜けないままガンダムに乗ってたのを
本物のプロ、ランバ・ラルと出会って初めて自覚を持った。


ガンダムを操る才能のあるアムロと違って、「あの人は違うのよ…」と
フラウに慰められるハヤトなのかもしれない。
それでも、せっかく心に燃え上がってきた嫉妬心、これをポジティブに
育てて行きたいと思った38の夜。