野沢那智さん72歳

アニメ史を築いてきた偉人がまた一人旅立った。
とは言っても野沢の担当したキャラで僕がすぐイメージが浮かぶのは
コブラとベルばらのフェルゼンくらい。
アニメ声優というよりも洋画の吹き替えの方が代表作も多い。
洋画はあまり見ないもので、そっちのイメージはあまり湧かない。


とは言っても大物である。
いろいろな逸話も聞いている。


一番印象に残っているのが、声優は俳優の仕事の一部であるという話。
演技をするのに体を使うか声だけで表現するかに違いは無く、
よって声優になりたいと思う者は声優にはなれない。
俳優となった上で、声の仕事が主になることは別に構わない。
自分も声優と呼ばれることを拒否してるわけではない、とのこと。


声優という職業に対して抱いてたモヤモヤが、その話を聞いて晴れた。
アニメ声なら声優なのか。
声優だけに専念している人だけが声優なのか。
そんなことはない、キャラを生かし、ストーリーを伝える演技ができれば
誰だってアニメの声優をやっていいのだと。
そんな僕の私感は、たぶん野沢氏の話とそんなにズレてないと思う。