首藤剛志さん61歳

まだ61歳、くも膜下出血で倒れて帰らぬ人となった。
アニメ界にとって大きな損失だ。
「ポケモンの脚本家が死去」という見出しで報じられていたけど、
首藤剛志といったらミンキーモモであり、ゴーショーグンである。

1984年の初頭、小5の終わり頃からアニメにハマり始めた僕は
マクロスや富野作品でアニメを小難しく見ることを覚え、
理屈を言い始めたあたりでゴーショーグンと出会った。
もっと楽しく、もっと夢のある洒落た会話劇。
ゴーショーグンは今でも強い思い入れを持つ作品の一つだ。

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2クールでテレビ放送が終わった後に首藤氏による小説が出た。
アニメ版の小説化が1冊、そこから続編が5冊、番外編が2冊、
あとOVAの小説版も1冊で全部で9冊の刊行。
続編はもうロボットアニメであったことなど関係なくなり、
独自のSF小説になっていた。

完結編のタイトルだけが発表されてから25年。
首藤氏によると、自分の人生観が投影される作品になるので
ある程度、年齢を重ねてから書きたい意向があり、そろそろ
世に出そうと準備していると2006年にコラムで書いていたのだが
とうとう発表されず仕舞い。残念だ。

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今後の予定の中では、ミンキーモモ30周年プロジェクトで
リメイクの話もあったらしい。
プロジェクトの一貫でミュージカルが既に行われており、
こないだ話題になっていた広井王子とAKB48の秋元才加が
関わってた舞台というのがそれなのだそうだ。

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WEBアニメスタイルで5年間、226回に渡ってコラムを連載していた。
http://style.fm/as/05_column/05_shudo_bn.shtml
第120回から数回に渡って延々と愚痴られてる、ダンクーガノヴァの
愚痴が興味深かかった。
手掛けた仕事の悪口を言ってるので、作品名は伏せられてるけど
アニメを見てた人にははっきりわかるように書かれてる。

確かにダンクーガノヴァは酷かったけど、昔の葦プロのアニメなんて
だいたいあんなものだったし、久々に首藤っぽいセリフ回しが聞けて
あれはあれで面白かった。
全体的なストーリーこそ破綻してるけど、キャラは立ってるし
OPやEDもいいし、もっと評価されて欲しいアニメである。

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