日本スポーツ出版社が破産

週刊ゴング、イレブン、ホームランなどを刊行してた日本スポーツ出版社が破産。
もう何年も前に乗っ取り屋に会社を乗っ取られて、雑誌もみんな廃刊してたので
今更の話ではあるが。


ゴングは1984年に週刊化。
僕が読み始めたのは1985年の春に猪木とブロディが国技館でやったときからで
あの頃は週プロよりもゴング派だった。
ゴングの方がいい写真を使ってて、試合データなども完備してるのがよかった。


中学生のときに自転車を二人乗りしてたら警察官に止められて説教された。
前カゴに乗せてたゴングを見た警官が「君はゴング派か。週プロを買いなさい、
週プロを」と言ってきたことがある。


言われたからというわけではないが、数年後には週プロ派に転向した。
スポーツ記者らしからぬ、第三者視点ではなく私情を入れまくった週プロの
スタイルは僕だけでなく当時プロレスファンに広く支持されてたと思う。

週プロを支持してたあの頃を振り返って、「ターザンに騙された!」と
悔やんでるのもまた、僕だけではないことだろう。



ネット時代になって雑誌はどこも苦戦してるらしいけど、特にプロレス雑誌は
プロレスというジャンル自体があやふやなのだから生き残れるはずもない。
よく週プロが週刊ペースを保ててるものだ。


プロレスというジャンルごと無くなったりしないことを願う。
理事選で揉めてる相撲界、巨人戦ナイター中継が年8試合まで減らされた野球界。
僕らが子供の頃に見上げてた満天の星。
憧れの世界が消え去ってしまう時代が来ないことをひたすら願う。