空手バカ一代

空手バカ一代(6) (講談社漫画文庫)
アニマックスで毎日深夜に放送してる空手バカ一代
盛り上がりまくり。
とにかく展開が派手で、中だるみは無いしハズレの
話もないから毎日見逃せない。
32年前のアニメなのにこんなに面白い作品があったとは。


空手家・大山倍達を描いた梶原一騎原作、つのだじろう画の漫画の
アニメ化なのだが、元々派手な脚色の多かった原作を更に誇張してる
ので、アニメ版の主役は大山という名でなく、飛鳥拳という架空の
空手家になってる。


この飛鳥が牛と戦うわ熊と戦うわ、非常階段で柔道家と戦ったり、
雪山で刀を持った刺客に襲われるわ。
弟子が血文字を残して無免許運転で事故死したり、ナイフを持った
ヤクザを過剰防衛で殺してしまい、そのヤクザの子供に人殺しと
なじられ、荒れた畑を毎日耕し続けて和解したり。


実在する空手家のドキュメンタリーにしてはずいぶん激しい人生だ。
さすが巨匠・梶原一騎

アニメではあるが、ところどころに空手の実写映像がカットインする。
それも戦闘シーンで演舞の映像が入るのはまだわかるけど、飛鳥が思い悩む
シーンで氷柱割りのスローモーションが入ったり、ずいぶん観念的な構成。
これが凄くかっこいい。


子門正人が歌うOP(ここでの歌手名は大安蓮)もいいけど、EDを歌うのは
極真空手初代王者・山崎照朝。
素人ゆえ巧くはないが味のある歌声で「空手の道は人の道」と歌い上げる。
かっこいい。


月〜金で毎日放送してるこの作品、今夜の放送が17話目で、全部で47話まである。
まだ30話も残ってるよ。楽しみだ。
漫画喫茶で原作を読み進めてるが、まだ6巻までしか読めてない。
アニメが面白すぎるから、むしろ先の展開を知らないでおいた方がいいのかな。