ゆがんだ正義

紳助もバカなことをしたもので、つまんない相手殴って謹慎に追い込まれる
とは何ともつまんない話だ。
島田紳助という男、テレビを見てても自分の意見を押し付けるような芸風で
時々見てて不快になることもあるし、どんな経緯でトラブルに発展したかも
想像がつく。
でも紳助の番組はけっこう見てたし、テレビ司会者として評価できる手腕は
持ってる。人間としては好きになれないが、芸人としては好きな方だ。
さっさとケリをつけて帰って来て欲しい。


その紳助が謝罪会見で言ってた「ゆがんだ正義感」という言葉。
聞き覚えがある。
BOROの歌った「大阪で生まれた女」という歌。これがレコードで発売された
ものと違って本当は18番まである長い曲。全て歌ったら33分かかるという。
紳助が自分の番組で枠を取ってフルコーラス歌ってもらい、聞きながら涙を
流してた。
その18番に「青春は何かを掴もうとする時、ゆがんだ正義を掴まされもする」
とある。紳助はこのフレーズが印象にあったのでは。


検索して久々に18番までの歌詞を全て読み返してみた。泣けて来た。
「ゆがんだ正義を掴まされ」の意味は詳しくは説明されてない。それは聞き手
がそれぞれに受け取って解釈すべきフレーズだろう。
失敗したりとか、後悔したりとか、そんなことができる人は幸せだと思う。
行動してこそ悔やむべき事柄が生まれて来るのだから。
何もしてない人は何も悔やまなくて済むけど、何も振り返るものが無い。
夢とか語ってみたいものだ。まだその猶予はある。と思う。たぶん。
大阪で生まれた女・18