めっきり朝までネットやる生活にはまってる。
親しい人たちのいるチャット、そんなに親しくもない面子のチャット、
テレビを見ながら2chの実況板、あとメッセンジャーで友人と話したり。
こんな怠惰な生活はもう10年以上続けているものの、インターネットと
いう便利な道具を手に入れてからは、常に人と交流してなきゃ気が
済まなくなってきた。


10年前の今ごろ、東京の新小岩で一人暮しをしつつ、予備校もほとんど
サボりながら毎日朝日が昇るまでだらだらと家の中で過ごしてた。
誰にも会わず、誰にも合わせず、マイペースな毎日。
それでよかった。何の不自由も無かった。


今は同じように無為な毎日を過ごしつつも、他人との交流がある。
なまじ人と交流できる道具を手に入れてしまった以上、交流が無いと
寂しくなる。
他人に多少は合わせた生活を選択してしまう。
マイペースが守れない。不自由、いや不自由でも無い。
望んでしてる行動だから。


だからって満面に楽しい毎日でも無い。どことなくアンニュイだ。
ネットという言わば精神世界のせいか、会話の内容も自然とそちら方面へ転がる。
人の内臓の中身を見せつけられる気分だ。
楽しくないわけじゃ無い。楽しいから自ら望んでそこにいる。
僕はこの先もこの世界で生き続けることだろう。その先に何があるのだろう。