高島忠夫と聞いておニャン子クラブ会員番号6番の樹原亜紀を思い出すのは
どうかと思う。それはさておき。


高島忠夫鬱病を克服して復帰だそうな。
一家揃って活躍してるくせに忠夫だけ消息が知れなくなってたので、ボケた説
なんかも出てたわけだが、まあやっぱり何かあったのね。
しかし鬱病って何だろう。
俳優で成功して、宝塚女優と結婚して、息子2人も売れっ子俳優になって、
そんな順調な人生を歩んだ人でもなっちゃうとは。
小川宏とか竹脇無我とか、けっこう鬱病だったと公表する芸能人が増えてる。
光の当たる場所で成功した者ゆえの苦悩もあるのかもしれないが、じゃあ僕ら
日の当たらない場所で生きてる人間はどうしたらいいのだろう。


そもそも鬱病って何だろう。落ち込みの激しいものくらいに思っていたが、
知人に鬱病の人ができるようになると、どうもそう簡単なものでもないらしい
ということが見えて来る。
大変そうだ。がんばれ。いや、鬱病にがんばれって言っちゃいけないそうな。
余計にひどくなるそうで。難しいことだ。


他人事のように言ってるが、自分はどうなのだろうと考える。
2年前に懐疑心と被害妄想と倦怠感などいろんな恐怖感が毎日拭えなくて、
仕事を辞めてそのままほとんど働いてない。
原因はいろいろ細かいことが積み重なってるものの、あまりにも些細なこと
ばかりなので、それらをどうしようとも思えない。
思えば中1の頃からだと思うが、裏付けの無い懐疑心とか焦燥感を抱えたまま
高3くらいまで、常に周囲に敵対心を持ちながら過ごしてたものだ。


高3の5月に、文化祭の役員になって毎日朝から夜まで学校で過ごしてる間に、
急に5年間悩まされたそういう感覚がフッと消えて、毎日が楽しく思えるように
なってきた。
だからそのへんは鬱とかそういう特別なものでなく、ただの思春期で誰でも
あるような一過性のものかと思ってた。
今の落ち込みっぱなしの状態だって、裏付けもあることだし特別なことでなく
ただ自分の性格の弱さに押し潰されてるだけじゃないかとも思う。


とにかく鬱だなんて言葉を自分に使いたくないのだ。いやそういう病気に偏見が
あるわけじゃない。
ただネット上でよく見かける「自称鬱」にはなりたくない。人に自分の弱さを
見せて、慰めの言葉を期待する受動的な依存者にはなりたくない。
でも「自称鬱」ってのもまたわからない単語だ。自称でも何でも、その人が
鬱だと言うのならばそれは鬱なんじゃないだろうか。


もう何が何なのかもよくわからなくなってきた。
とにかく僕はまだ復帰できる場所に立ってる。そうなのだろう。そう思えば
そうなんだということになるはずだ。
よし、モヤモヤを全部言ったら気が済んだ。それでよし。
亜鉛を摂取するといいと聞いた。レバー、牡蠣、肉類、牛乳、玄米、魚介類、
ネギ、ゴマなどに含有。よく食べて、そろそろ社会復帰しよう。