祖母が深夜に倒れて救急車で運ばれた。
連絡を受けて深夜の道を車で飛ばして30分、意識はあって喋れるのだが眩暈が
止まらず嘔吐を繰り返す。
深夜受け付けをしてる病院も見つからないので救急車を呼んだ方が手っ取り早いと
呼んでみたのだが、静かな住宅街ゆえ「サイレンを鳴らさないで来れないか」と
聞いたら「救急車をタクシー扱いするな」だって。融通の利かない奴だ。


祖母は数日前にバスに乗ろうとしたら、気付かなかった運転手がドアを閉めて
発進してしまったせいで祖母が転倒してしまった事件があった。
その転倒の影響もあるのかなと心配。


結局は事故との関係は無く、ただその事故処理でバス会社の人と話し合ったときに
必要以上にカッカして怒ったせいで血圧が上がってた様子。
人を困らせるとか、頭を下げさせるのがやたら好きな婆ちゃんだからなあ。
麻雀やパチンコで千万単位の借金を作って自宅売却する羽目になったときにも、
自分は頭を下げようともしなかった人なのに。


でもそんな婆ちゃんでも大事な婆ちゃん。
根っから真面目でありつつ少年のような好奇心をいつまでも無くさなかった
爺ちゃんも6年前に亡くなったのだが、仏壇を開いて爺ちゃんに、「婆ちゃんが
そっちに行くとまた爺ちゃん落ち付けなくなるから、もうちょっと生かせておいて
あげてよ」と頼んでおきました。