病気自慢する人がいますよね。「肝臓ボロボロでさー」とか「医者から
止められてるんだよねー」とか「もう3日も寝てなくてさー」とか。
被害者であることを喜ぶってのもその延長ですかね。
いや被害者ならまだ被害に会ってるんだから素直にお悔やみ申し上げるけど、
自分が被害者で無いと、今度はどうにか関わり合おうとするの。


「家族が現地にいるんです」ならまだいいです。そりゃ心配でしょう。
「知り合いが現地に」このへんから怪しくなって来ます。
別に仲良くも無かった人を急に親密な知り合いみたいに言い出す人も
中にはいますから。
「あのビル、行ったことあるんですよ」これはどうだろう。
まあ自分の実体験とブラウン管越しに見える現実感の失われた光景を
照らし合わせて生々しく思うってのもありかもしれません。
「遠い親戚がアメリカで働いてる」なんだそりゃ。関係無いじゃん。


いや僕もイギリスで事件が起こると「姉がロンドンに!」なんて
言い方もしますけどね。
歌舞伎町で事件が起こったら「俺の友達も歌舞伎町でぼったくられた
ことがあるよ!」なんて。いや友達の話。