機械調整

印刷会社で働いてて、9月末からずっとカレンダー製造が忙しい。
11月下旬になってもまだカレンダー作ってるものなんだね。
そんなわけで毎日残業。


2人1組で動かしてた機械があるのだが、いつも一緒にやってた
相方が連日の長時間勤務で体を壊した。
まあ、1人でもやれない仕事ではない。
むしろ社員の目も届かない位置にある機械を1人で動かすのは
手抜きもできてちょうどいい。


ただ、細かい調整のコツが難しい機械をいつも相方に任せきりで
自分は助手しかやっていなかったので、いざ自分で動かすとなると
なかなか上手く動かせない。


1人で悪戦苦闘して機械をいじってたら、社員の人がもう1人を
手伝わせるからと連れて来た。
それがあの娘ですよ!
でかした!社員!


彼女は慣れない持ち場に戸惑ってるので、ここは僕が優しく仕事を
教えて距離を縮めたいところ。
だが肝心の機械がエラー続きで動いてくれないので、仕事を教える
ほどには仕事が進まない。
こんなことならちゃんと機械の調整法を習っておくんだった。


それでも2人きりで邪魔も入らなかったので、長めに会話はできた。
29歳だそうだ。
思ってたより年齢差は小さいな。同世代と言ってもいい微差だ。


僕より1時間早く彼女は残業を切り上げて帰宅。
そこからは1人で作業。
我に帰って、また女の子相手に浮かれてはしゃいじゃった自分を
恥ずかしく思い、真面目に残った仕事を黙々と進めた。
うーん、無理なく自然に女の子と話せるスキルが欲しい。