謎の彼女X - summer beauty 1990

謎の彼女Xはアニメ向きの原作ではないだろうと思ってたけど、意外としっくり来てる。
植芝理一の絵柄が古臭いのを逆利用するかのようにOPの歌や演出も80年代っぽい。
いい感じだ。

卜部の声を担当する吉谷彩子はこれが初アニメになる20歳の子役出身女優。
非常に違和感のある演技だ。
しかし卜部美琴というキャラクターの特殊性を表現するのにこれは悪くない。

植芝理一の漫画を最初に読んだのはディスコミュニケーション。
'96年頃だったと思う。単行本の8巻あたり。

僕の住む沼津市の隣りの富士市、そこに吉原商店街というところがある。
スクーターでぶらぶら走ってて偶然に迷い込んだ。
JRの駅からは遠く離れたところにある街で、こんなところに商店街が
あるのは知らなかったよと散策すると、古本屋を発見。
そこでアフタヌーンが何冊も100円で売られてたので買って帰った。

知らない街で古ぼけた古本屋があって、そこで出会った雑誌で読んだ
ディスコミがまた幻想世界みたいな話で。
しばらく経ってまたその商店街に出掛けて行ったら古本屋がなくなってた
ものだから、尚更に不思議な気分になった。

ディスコミもアニメ化しないかな。ちょっと原作が古いか。
新房昭之あたりに監督して作って欲しい。