W杯ラグビー

ラグビーってけっこうテレビ中継ある方なスポーツだと
思ってたけれど、まだまだマイナーなんだな。
ワールドカップやってるのに全然騒がれない。
まあ英連邦と、その他のザコ数国で行われてる、世界規模で
ありながら村の運動会みたいな大会だけど。


そんなマイナーな大会でありながら中継してる日テレに感謝。
してた。さっきまでは。


日本は'91年にジンバブエ相手に1勝を挙げた以外は全て負けで、
ここまでW杯通算1勝17敗。
そんな日本が16年間続いた連敗を止める日がやって来た。


それほど強国でもないカナダ相手に善戦するも、残り数分で
得点は5-12。
1トライ1ゴールでギリギリ追いつける点差ではある。
果敢に攻め込むもカナダの必死のガードを受ける。
もうダメか。


そう思った次の瞬間、画面にはコンバージョンキックを蹴る
日本の選手。
それが決まって「同点に追いついて今試合終了ー!」と
叫ぶアナウンサー。なんだこれ。


どうやらディレイ放送してたものの、時間が押しちゃって
残り僅かなので、急遽生放送に差し替えたらしい。
いやいやいやちょっと待て、その前のトライがあって、
更にキックも決まるか、というのを見て興奮するものだろう。
何でほんの数分押しただけで放送時間が足りなくなるのか。


2時間スペシャルの水戸黄門を見てて、印籠のシーンだけ
カットされたようなもの。
こんな残尿感の残るスポーツ中継はなかなか無いよ。
やりきれない気持ちにさせられた午前3時だった。