野球中継のどうでもいい話

昨日、運転中に何となくラジオをつけて野球中継を聞いた。
横浜の投手は龍太郎。
11年前に鈴木一朗イチローという名で登録してから、名字でなく
下の名前で登録する選手も珍しくなくなった。


龍太郎と書いてリョウタロウと読むのだが、楽天に竜太郎と書いて
リュウタロウと読む選手もいて紛らわしい。


解説の田淵がしっかり間違えて「リュウタロウは・・・」と喋ってる。
田淵は大きな体でいてお人好しの天真爛漫な人。
アナウンサーも面と向かって訂正していいものか迷ってる。


仕方なくアナウンサー、その後の実況で「さあリョウタロウ、セット
ポジションからリョウタロウ投げた!」みたいに、やけに名前を
入れながら喋る。
さてアナウンサーの密かな努力は田淵に通じたか。


「しかしリュウタロウは直球のキレがいいね」


通じてない!
田淵さんに通じてないよアナウンサーの努力が。


アナウンサーも引くに引けない状態になっちゃって、ますます龍太郎の
リョウの部分に強いイントネーションを付けて何度も連呼してるの。
あげく「龍太郎は法政大学出身で田淵さんの後輩、大学時代の監督は
田淵さんの1年下で一緒にやってた人なんですよねえ」とか、興味を
持たせるような豆知識を織り込みながら頑張っているのだけど、
ちっとも田淵に届いてなくて涙ぐましい。


車を運転しながら聞いてたラジオ中継なので、途中までしか聞けなかった。
あのアナウンサーの努力は田淵さんに届いたのかどうなのか。