ボウリングくらい行かせてやればいいじゃん

どうも大事故が起こるとマスコミは悪者探しと悲劇のストーリー
の登場人物を無理やりにでも見つけ出してドラマ仕立てに
したがるわけで、まあワイドショーや週刊誌なんかはそれが
仕事だしいいんだけど、通常のニュースや新聞までそんな体制
なのはどうも違和感がある。


ボウリング大会のことを騒ぎ立ててるけど、尼崎電車区の事故の
日に天王寺電車区の人たちが待機してたって別にやることも
ないだろうし、なんか日本的な「連帯責任」みたいな響きに
さえ聞こえてくる。
行かせてやりゃいいじゃんボウリング。どうせJR西日本の社員の
転がす球なんてガーターばかりだろうし。


「ボウリングだけでなく二次会で寿司、三次会で焼肉まで」
なんて穿り返してるけど、じゃあ焼肉食べないで寿司止まりに
してたらよかったのかとか、どうも怒るベクトルがズレてる
ような気がする。
JR西日本も「事故のことが気になってたけれど中止にできな
かった」とか、何なのその言い訳。
もうひたすらあやまっておけばいいのに。何言ってもどうせ
叩かれるんだし。
「ボウリングに参加した一人一人に意見を聞きたい」とか
言ってる記者がいるんだよ。聞いてどうすんの。
単なる吊るし上げじゃん。そもそも何で記者が詰問口調で
怒鳴ってるの。
遺族が感情的になるのは仕方ないけど、マスコミまで居丈高に
怒号を飛ばしてるのが耳障り。


二度とこんな事故を起こさないためにATSとかレールとか
運転速度とかそういう原因究明をして改善を望むならば
わかるけど、ボウリングを止めさせたら事故が減るわけでも
ないし、何だろうこういうの。