幸雄のホームラン

午前中に仕事を終え、東京まで行って野球観戦。
また明日も未明から仕事だけど、大事な試合ですから。でも1-16で惨敗。
失意のまま家路に着こうとすると、なんと東海地方の大雨の影響で
ムーンライトながらが運休。帰れません。まずいです。始発で帰っても
仕事には1時間半の遅刻です。
とりあえず小田原まで電車で来ました。ここから沼津まではタクシーで
15000円ほど。ちょっと無理です。熱海まで行けば熱海始発の電車が
あるのに。そう思って小田原の街を歩いてると、乗り易そうな自転車が
僕のために用意されてました。
これは僕に熱海まで行けとのメッセージです。僕は迷うことなく出発
しました。
しかし真鶴道路って断崖絶壁に道路が一本通ってるだけで歩道も街燈も
無く、ただ眼下に波が打ち寄せる音が無気味に聞こえてるだけ。
昇り下りもキツく、夜中はもちろん昼間だって自転車の走るような道路じゃ
ありません。行き交うトラックも不思議そうな顔で僕を見ます。
湯河原を過ぎて熱海に入ろうかというところで警察が待ち構えてました。
あるいは目撃者からの通報でしょうか。警察が隠れるにしては辺鄙な
場所だったし。でも単なる無謀な旅行者といった感じで見逃してもらいました。
渋谷で自転車盗んで捕まったときは何を言っても信じてくれなかったのに、
やっぱ静岡の人って心優しいなと思いました。
小田原から熱海まで2時間。かなり疲れました。もし次にこんなことが
あったら、自転車じゃなくて原チャリを探そうと思いました。