喜味こいし師匠、83歳

喜味こいしが亡くなった。
お兄さんである夢路いとしは8年前に逝去。
もうあの漫才が見られないのは寂しい。


テンポのいい漫才とは早口で喋ることではない。
いとこい漫才はゆっくり喋ってるのにテンポが良かった。
聞き取りやすい喋りで、絶妙の間のボケに対して
そのボケを殺さぬどころか発展させるツッコミ。
これぞ名人芸。
21世紀になっても尚、新ネタを披露してくれる
いとしこいしが好きだった。


いとし師匠が亡くなってからは漫才を引退し、たまに
テレビに登場すると白い髭を蓄えて仙人のような風貌に
なったこいし師匠の姿が印象に残ってる。


M-1グランプリなどが開催されて相変わらず漫才師の新顔が
続々と夜に出てくるのだが、肝心の漫才を見られる番組が
もっとあってもいいのでは無いだろうか。
寄席に見に行けと言われても地方在住者にはしんどいし。