新井素子
中学生の頃、新井素子が大好きで片っ端からむさぼり読んだ。
ラノベが市民権を得てる今、最近の絵柄のイラストを添えて再発売したら
また再評価されるんじゃないのかしら。
とか思ってたら。
やっぱり同じことを考える人はいるようで、もう出てた。
- 作者: 新井素子,coco
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2010/09/09
- メディア: 文庫
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- 作者: 新井素子,coco
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2010/09/09
- メディア: 文庫
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硬軟の幅が広い新井素子の中で、最も軟派な文体で書かれた
「・・・・・絶句」が選ばれたのは理解できる。
でもこれ、元の方では吾妻ひでおが挿絵を描いてたじゃないか。
吾妻ひでおこそ元祖・萌え絵師。
これだけは吾妻ひでおの絵のままでいて欲しかったな。
- 作者: 新井素子
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2008/05/29
- メディア: 文庫
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これは萌え絵になったりしていない。
意外とハードな内容なせいか。もったいない。
「扉を開けて」は羽海野チカが挿絵を描いて再販されたそうだ。
amazonのレビューを見てたら、「自分が生まれる前の作品なので、現在の
文章に慣れてる私にはこの文体が馴染めなかった」との評があった。
ごめんなさい、この人、当時から文体が受け入れられにくい人だったんです。
時代の流れとか関係なしに。
あの文体に耐えることができたら、内容はけっこう深くて面白いんだけど。