トライアウト
所属球団を戦力外になったプロ野球選手たちが再雇用を
目指してテストされる合同トライアウトが行われている。
参加者を見て個人的に興味が有るのは、小林雅英、前川勝彦、
多田野数人、野口寿浩、大西宏明、川口憲史、堀幸一など。
実際のところ、このへんの名を知られている選手たちは
各球団のスコアラーがリアルタイムでデータを持ってるわけで、
トライアウトを見る前からもう獲得すべきかそうでないかの
判断は付いているものらしい。
堀がトライアウトでホームランを打ったり、複数ポジションを
守ったりで便利屋健在をアピールしたそうだが、果たして
獲得球団はあるのだろうか。
堀といえば最後のオリオンズ戦士。
まだ引退して欲しくないし、もし引退するならば引退試合を
正式に開催すべき選手だ。
ここで気になったのが「最後の〇〇戦士」という存在。
まだ現役でやってる選手を調べてみた。
括弧内はその名前での最終年度。
阪急ブレーブスの最終年は'88年で、オリックスブレーブスとしての
最終年が'90年。どちらも最後の一人は中嶋聡。
捕手というポジションは息が長いので、最後のホエールズは
谷繁になるのだろうか。
しかし三浦も谷繁より3歳若いのでまだわからない。
あとの消滅球団はもう現役選手がいない。
大道の一軍デビューはダイエーになってからの'89年なので、
そうなると'07年引退の吉田豊彦が最後になる。
- 東映/日拓ホーム('73)…岡持和彦('70-'88)
- 太平洋クラブ/クラウンライター('78)…真弓明信('73-'95)
- 西鉄ライオンズ('72)…若菜嘉晴('72-'91)
- サンケイアトムズ('69)…松岡弘('68-'85)/加藤俊夫('67-'85)
- 東京オリオンズ('68)…村田兆治('68-'90)
このへんまでが僕が現役時代を覚えてる選手たち。
それ以前の国鉄とか大毎とかの最終戦士も検索したらデータが
残ってはいるものの、名前しか知らない選手を列挙しても
仕方ないので割愛。
そのうち「最後の東京日ハム戦士」なる話題も出て来るのだろうか。
伸びしろの無くなった選手を容赦なく切る球団ゆえ、もう既に
9人しか球団に残っていない。
他球団にまだまだ東京ドームでピンストライプを着てた選手たちは
残っているけれど。
オレンジユニを着てた最後の現役選手は去年引退した木村拓也。