最後のヤングサンデー

ヤンサン休刊号。
小学館という盤石の出版社から出てる雑誌の休刊ってことで
2ヶ月前にアナウンスして、連載作品の移籍先も決めた上での
休刊という異例の余裕。
余裕のせいだろうか、最終号にもあまり休刊の悲哀が無い。


小学館としてはヤンサン読者をスピリッツにスライドし、
2つの青年誌を1つにまとめてテコ入れしたいのだろうけど
それはそれとして、ヤングサンデーの歴史にも敬意を
払ってもらいたいものだ。
沈みかけた船に最後まで付き合った読者として思う。


ところで僕はヤングサンデーをいつから読み始めたのだろう。


スピリッツはめぞん一刻、少年サンデーはうる星やつら
読み始めるきっかけだったのをはっきり覚えてる。
しかしヤンサンは何がきっかけだったかわからない。
たぶん漫画誌を片っ端から読むようになった延長で手に取った
程度の始まりだったのだろうと思う。


沖さやかの「マイナス」が連載されてたのを読んでた記憶が
あるので、1996年頃にはもう読者だったはず。
印象深いのは「殺し屋1」「同じ月を見ている」「ブラブラバンバン
とめはねっ!」あたりか。
そんなに深くのめり込んだ漫画は無いけれど、地味に気になる
作品の多い雑誌だったと思う。


事実上、スピリッツと統合される形になりそうだが、元からの
スピリッツ読者としても少々不安に思う。
それでなくとも無駄に連載を抱えてるせいで、週刊漫画誌なのに
毎週同じ作品を読めないのが今のスピリッツなわけで。