アジア交流

よく行くお絵描きチャットに、今日は韓国と台湾と香港の人が多数来た。
みんな10代らしい。向こうも夏休みなのかな。
日本の漫画が好きで、その絵を描く。けっこう上手い。
日本文化に親しみを持ち、翻訳サイトを駆使して日本語で発言して来る。
嬉しいことだ。
言葉や文化の壁を越えての交流。実際話し合ってみれば、国が違うこと
なんて忘れるくらいに普通のティーンエイジャーだ。


反日とか嫌韓とか、民族を丸ごと嫌う人ってのは悲しい人だと思う。
違う国の人間と理解し合おうとする行為は労力を必要とするので確かに面倒だ。
面倒ならばせめて黙ってればいいのにと思う。
悪い部分だけをピックアップした事柄を見聞きしては、「韓国人は醜い
民族だ」と思い込む人は、その自分が嫌ってる韓国人と同じ浅はかな行動を
してる自分を恥じた方がいい。


もちろん僕も、他国を擁護するために自分の国を卑下するつもりはない。
自国に対する愛国心と自尊心はしっかり持ってるし、世界中のどこよりも
美しく優れた国に生まれ育ったことを誇りに思う。
よその国を嫌うことだってある。10数年前、クレッソン女史の日本蔑視発言
をきっかけにフランスのことを敵視したものだし、韓国ドラマをつまらない
ものと評価する昨今の風潮の如く、アメリカ映画を志の低い商業主義娯楽と
拒否してたこともある。
だからこそ現在、韓国や中国を嫌う人の気持ちもわかる。実際、それらの
国が何故嫌われるか原因も見聞きしてる。


好きとか嫌いとか、そりゃ趣向は個人の自由だから、嫌ってるものを好きに
なれと押し付けるような野暮なことはしない。
でもせめて、国レベルで完全拒絶するような、国際感覚の乏しさを露呈する
ような行為だけは見直して欲しい。
反米、反仏だった僕だってコカコーラを飲みながらフレンチムービーを
見たりする。
英語表現で「フレンチ」が付く単語は下ネタが多いことも知っている。