校舎の影、芝生の上、吸い込まれる空

昼に学園通りの古本屋に立ち寄ったら、女子高生が辞書や参考書を売ってた。
卒業式の予行の帰りかね。いらなくなったものを処分かね。
二束三文ではあるだろうけど。
2月28日は僕の本命受験の日でした。18才から22才まで。んで3月1日は高校の
卒業式なんだけど、これも卒業後、3回目くらいまでは後輩と遊びに部室に顔を
出してみたりしてた。卒業式って他人のでも何だか感慨があるね。
てゆっか自分のはそんなに感慨は無かったけど。
1月の末で学校終わっててさ、そこでもう気が抜けちゃってたから、卒業式は
半分同窓会的気分でさえもいた。
卒業式の日ってまだ身分は高校生なのに、もうここは自分の居場所じゃないん
だなって寂しさを感じたもの。そんな気持ちを毎年この季節になると思い出す。
もう数え切れないほどの季節が移り変わっているというのに。